あけましておめでとうございます。旧年中はたいへんお世話になりまして誠に有難うございました。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
初めに、能登半島を始めとして全国各地の大きな自然災害で被災された方々に謹んでお見舞い申し上げます。
次に、昨年も弊連合会が主催する施肥技術マイスター・シニアマイスターになって頂く為の「施肥技術講習会」の開催等に当たり、多くの方々のお世話になりました。改めて厚く御礼申し上げます。今年も施肥技術講習会は2月26/27日(水/木)(岡山)、5月下旬(東京)、11月下旬(熊本)の計3回行います。また、全国研修会を7月3/4日(木/金)に北海道・札幌のホテルライフォート札幌にて行いますので、関係者の方々は奮ってご参加ください。
以下は例によって私の独り言です。
(1)令和の米騒動
米が不足し、価格も上がりました。消費者にとっては厳しいかも知れませんが、今まで苦労してきた生産者は一息つけたのではないでしょうか。米不足に陥った原因については専門家の方々が種々解説されているのでここでは触れません。気になることは、生産者数の漸減傾向が明らかな中、一方で事実上の減反政策を続け、他方で小手先の価格調整を試みるような取り組みをいつまで続けるのか、です。生産者の活性化と食料安保を一挙に狙う策として、米の増産を奨励し、平時は補助金を投入した輸出を伸ばし、有事は国民の食糧確保に回す、という考え方を提案する声が大きくなっています。石破政権は食料安保を前向きに推進するお考えのようなので、大いに期待しています。
(2)「菌体りん酸肥料」とPFAS
農水省は「食料安全保障強化」の一環として、国内肥料資源の活用、特に「畜ふん」堆肥と「下水汚泥」資源の活用を推奨しており、全肥商連もマッチング活動等に協力していますが、大きな課題に直面しています。「畜ふん」堆肥は、かねて肥料成分のコントロールの難しさや海外の農薬由来のクロピラリドが野菜の生育に与える影響などが指摘されてきましたが、ここにきてそれより大きな問題となりつつあるのが「下水汚泥」に含まれる発がん性物質の一つとされるPFAS(分解されない有機フッ素化合物)です。PFASは水などにも広く含有され、一定以下の含有量であればそれが体内に蓄積しても健康に問題は無いと言われています。問題は、従来からある公定規格の「汚泥肥料」にも、新しく作られた「菌体りん酸肥料」にも、重金属の許容含有量の規定はありますが、現状PFASには何ら規定が設けられていないことです。「下水汚泥肥料」の推進に舵をきった農水省には、EUや米国の対応を待つことは許されず、PFASの含有量に付いても信頼できる規定を早急に設ける等の方策を施さないと、「汚泥肥料」「菌体りん酸肥料」の普及は農水省の期待どおりには進まないだけでなく、禍根を残すことになりはしないかと危惧しています。
(3)「食料・農業・農村基本法」の改定と「食料供給困難事態対策法」の制定
「基本法」の改定と共に「食料供給困難事態対策法」が新しく制定されました。食料確保が必要となる有事の際、肥料については、農水省が商社、肥料メーカー、流通に『これこれの肥料をこれだけの量調達・生産・供給する計画を立てよ、計画を出さねば罰金を科す』、という内容になっています。有事の際の国の対応を準備することは当然のことですが、問題は弱体化が続く肥料産業を活性化する手を早く打たないと、いつか有事に直面した時に必要な肥料の供給は覚束ないという事態になりかねません。化成肥料を低減し畜ふん堆肥や下水汚泥肥料への転換を推奨する農水省の政策とこの法律との整合性も見えていません。農水省には、農業生産現場への注力と同様に農業関連の「基幹産業」活性化への助力も期待したいものです。
令和3年からの肥料高騰の波も収まり、今年一年が皆様とご家族様にとって新たなご隆盛の始まりとなりますことを祈念して新年のご挨拶とさせて頂きます。
(1)被覆肥料の殻が農耕地から流出することを極力防止するため、肥料製造業者が推進する包材などの記載への注意喚起等により、会員の意識を高め、農業生産者への協力要請を強化し、環境保護活動の普及啓発に努める。
(2)被覆肥料の殻の環境中での分解性向上を肥料製造業者に要求すると共に、被覆樹脂使用量の削減に向けた技術開発に努める肥料製造業者と協力し、環境にやさしい被覆肥料の普及に努める。
(3)被覆肥料以外の省力タイプの肥料など、他の機能性肥料の活用場面の普及拡大に努める。
掲題の第41回施肥技術講習会は、1月23日に応募を締め切らせて頂きましたが、募集定員100名のところ117名のご応募を頂きました。想定を大幅に上回る応募人数でしたが、会場「おかやま西川原プラザ」の会議室を最大に拡張し、更に机を追加してなんとか応募者全員が受講できるように対応致しました。多少スペースが窮屈になりますが、受講者の皆様にはご理解の上ご了承頂ければと存じます。
最近のコロナ及びインフルエンザ感染症の低位安定の流行状況を鑑み、予定通り2月26日(水)〜27日(木)に「おかやま西川原プラザ」にて開催を決定し、応募者には1月29日にメールでご案内を致しました。当日の受講者皆様のご来場をお待ちしております。
また、締切後に数名の方から参加したい旨のご照会を頂きましたが、今回は前述の状況でお受けすること事が出来ず、誠に申し訳ございませんがご了承願います。
尚、第42回は5月21・22日@東京、第43は11月19・20日に熊本市にて開催を予定しております。
掲題の令和6年度第4回理事会を予定通り去る1月15日に東京ガーデンパレスにて開催、以下1議案が上程され審議されました。
第1号議案:「令和6年度特別プログラム」承認の件
第1号議案については、5件の案件申請があり、一部金額修正の上承認されました(一部案件について、本来各部会員が負担すべき費用(案件に参加する交通費)の補助を申請するのは今後考え直すべきではないかとのご指摘がありましたが)。承認金額については、当該申請部会に個別に連絡済みです。
報告事項として、
(1)令和6年度8-12月収支中間報告
(2)施肥技術講習会の開催状況
(3)全国研修会の準備状況
(4)肥料・農政の動向
(5)その他
1.新会員紹介:(正会員)阪和興業株式会社
2.基本問題検討委員会の状況
について、議長より報告がありました。
前述の理事会後に、農林水産省農産局技術普及課 肥料調整官 野島 夕紀氏にお越し頂き、最新の農水行政の情報提供と意見交換をする場を設営し、理事会出席の理事に加え各県部会長、元売商社などの関係者にもお声掛けし、ご都合のつく方にご参加頂きました。農水省から主として2点、農業支援サービス向けに6年度補正予算100億円を確保したのでこれを肥料業界関係者にも活用して欲しい事、PFASの現時点での対応についての説明がありました。
前述の農水省との意見交換会後に、特別講演会を開催、約170名の関係者にご参集頂きました。
講演概要は以下の通りです。
<特別講演>
演題:農業改革についての緊急提言
講師:キヤノングローバル戦略研究所 研究主幹 山下一仁氏
山下研究主幹には日本の農政の問題点、特に米政策、とりわけ減反政策が如何に国・国民にとってマイナスとなっているか、日本の農政は国民の為ではなくて一部の利害関係者の為に行われている、ということの説明を頂きました。また減反を廃止すれば、令和の米騒動などは起こらず、カロリーベースの食料自給率は70%までは達成でき、有事の時にも食料難を免れるということをデータで示して頂き、肥料業界関係者にとって非常に興味深く、参考になった講演であったと考えます。
講演会の模様はこちら ⇒ https://www.zenpi.jp/katudou/gasikoukan2025.html
上記講演会の後、掲題の賀詞交歓会を東京ガーデンパレス「高千穂の間」にて開催致しました。今回は、昨年までの全複工との合同ではなく、全肥商連単独開催の賀詞交歓会となりました。単独なので参加者数減が心配されましたが、全肥商連会員、行政、業界団体、各方面からの来賓などで昨年までと変わらない約170名の方にご来場頂きました。
但し、今回は先の選挙で少数与党となった自民党衆議院議員の来賓が少なかったのが印象的でした(参院選を見据えた年始の地元対応の為?)。
全肥商連山森会長の開会挨拶で始まり、以下ご来賓のご祝辞を頂きました。
・笹川博義衆議院議員(農林水産副大臣)
・土屋 博史 経済産業省製造産業局素材産業課長(伊吹 英明 製造局長の代読)
ご来賓挨拶後、石破総理大臣・宮路拓馬外務副大臣の祝電を披露。その後豊田副会長の乾杯のご発声で開宴、終始熱気に包まれ盛会のうちに安田副会長の中締めで終えることが出来ました。
賀詞交歓会の模様はこちら ⇒ https://www.zenpi.jp/katudou/gasikoukan2025.html
令和7年(2025年)の全国研修会を7月3日(木)午後〜4日(金)午前に北海道札幌市にて開催することで現在北海道地区部会関係者の方々と打合せを行い、準備を進めております。
開催会場は、ホテルライフォート札幌となりますが、同ホテルでは同日に本研修会以外に先約のイベントが入っており、同ホテルの宿泊ルームが確保できない状況になっております。加えて北海道は7月より観光のピークシーズンとなる為、ホテルの確保が困難となりますので、参加ご希望の方は、今のうちからホテル予約サイトで宿泊施設を予約して頂く事をお勧め致します。
尚 ホテルライフォートにつきましては、既に予約サイトで予約出来ない満室の状態になっておりますので、最寄り駅である地下鉄中島公園駅周辺や徒歩10分圏内の薄野周辺のホテル、又は地下鉄での移動も短時間で済みますので札幌駅周辺ホテルの予約をお勧め致します。
令和5年度特別プログラム事業について、今月は実施計画申請書の提出はございませんでした。この結果、1月末時点で実施済みは、福島県(1部実施)、青森県、三重県、北海道地区、愛知県の5部会、実施計画書の申請を頂いていない案件は、群馬県部会/埼玉県部会/岐阜県部会の3部会の案件となっております。
今後、計画を実施される部会におかれましては、具体的実施予定が決まり次第、計画実施前(実施前)に「実施計画申請書」を提出頂くようお願い申し上げます。
令和6年度特別プログラム事業支援につき、今回申請された案件は、愛知県部会/福島県部会/四国ブロック(香川・愛媛・高知・徳島4県の合同)/全肥商連九州/青森県部会の5案件でした。本年1月15日の理事会にてご審議頂いた結果、5案件全て承認されました。各部会の案件概要は以下の通り。
愛知県部会:農業研修会/試験場での研修・意見交換会
福島県部会:肥料技術講習会/水稲生育管理現地指導講習会/肥料業界講演会
四国ブロック:有機物の特性に関する講習会
全肥商連九州:日本および世界の農業情勢に関する講習会
青森県部会:土づくり技術講習会
肥料経済研究所は、以下の講演会を開催致します。
詳細は添付ファイルをご覧頂き、ご希望の方は各位直接お申込み願います。
※ファイルはこちら⇒ https://www.zenpi.jp/siryo/pdf/hikeiken250220.pdf
1.名 称:一般財団法人 肥料経済研究所 令和6年度 講演会
「食の安全保障から農業と肥料を考える! ー 世界で最初に飢えるのは日本 ー」
2.日 時:令和7年2月20日(木)14:00〜16:00
3.場 所:連合会館 201会議室
東京都千代田区神田駿河台3丁目2-11 Tel 03(3253)1771
4.講 師:詳細は上記添付案内チラシ参照
東京大学大学院 農学生命科学研究科 特任教授 鈴木 宣弘 氏
5.参集範囲:当財団賛助会員、肥料関係団体・企業の役職員、他関連機関担当者
6.受講料
(1)会場参加 70名
ア.賛助会員40名(無料)※各会員3名上限
イ.その他 30名(3,300円)
※Web個人会員は3割引き、Web法人会員は半額(1名まで)
(2)Zoomオンライン参加 :先着290名(受講料:2,200円<税込>)
※Web個人会員は3割引き、Web法人会員は半額(2名まで)、
賛助会員は無料(3名まで)で受講可能
7.その他:詳細は上記添付ファイルをご覧下さい。
8.申込URL(添付ファイルにも記載されています):
⇒ https://ws.formzu.net/fgen/S78805593/
国内肥料資源の利用拡大に向けたマッチングフォーラム in 東京」につきまして、来場者募集を開始いたしました。
来場を希望される方は、以下URLより早めに申込をお願いいたします。
【締切:令和7年1月30日(木)18時まで】
申込フォームは、マッチングフォーラムへの来場登録の後、全体会合の出席登録へと遷移しますので一括して登録が可能です。
来場登録⇒ こちら
マッチングフォーラム in 東京のHP
⇒ 「国内肥料資源の利用拡大に向けたマッチングフォーラム|マイナビ農業」
■名 称:国内肥料資源の利用拡大に向けたマッチングフォーラム in 東京
■開催日:令和7年1月31日(金)13:00〜17:00(予定)
■開催場所:大田区産業プラザPIO 1階大展示ホール
(東京都大田区南蒲田1丁目20-20)
■主 催:国内肥料資源の利用拡大に向けたマッチングフォーラム事務局
(株式会社マイナビ地域活性C S V 事業部)
■その他:来場は無料です。
農林水産省のHPにチラシを掲載しております。
⇒ 「広域的な連携の取組サポート:農林水産省」
■お問い合わせ先
担当:国内肥料資源の利用拡大に向けたマッチングフォーラム事務局
(株式会社マイナビ 地域活性CSV事業部)
E-mail:agri-hiryo@mynavi.jp
電話:03-6267-4019(平日10:00〜17:00)
令和7年1月31日(金)11時より「国内肥料資源の利用拡大に向けた全国推進協議会第3回全体会合」が下記の通り開催されます。
■名 称:全国推進協議会第3回全体会合
■開催日時:令和7年1月31日(金)11時〜(会議は、30〜40分を想定)
■開催場所:大田区産業プラザPiO 会議室(オンラインでも同時配信)
(対面参加の場合は1階大展示ホール前に受付を設けています)
■参集範囲:全国推進協議会幹事、会員及び報道関係者
■次 第:令和6年度の取組内容及び令和7年度の取組方針(案)の報告、国土交通省からのお知らせ、質疑応答等
幹事団体以外の関係の方で本会合に参加ご希望の方は、下記の申込フォームにてお申込み願います。
(但し、全国推進協議会第3回全体会合は、当該協議会会員のみの会合となっています)
◯申込フォーム(2種類ございますので、ご確認ください)
・マッチングフォーラム、全体会合いずれも出席される方
⇒ こちら
※マッチングフォーラム in 東京の来場とあわせて全体会合に参加される場合はこちらの申込フォームがスムーズです。
・全体会合のみ出席される方
⇒ こちら
東京肥料品質協議会の総会が開催されます。
日 時:令和7年1月31日(火)13:00〜17:00
場 所:板橋区グリーンホール 1階ホール 及びオンライン
第40回施肥技術講習会は予定通り11月7日(木)〜8日(金)燕三条地場産業振興センターにて開催致しました。最終的には109名の方に受講頂きました。
受講者の方々にはこの場を借りて御礼申し上げます。
講習会の様子はこちら⇒ https://www.zenpi.jp/katudou/40th_meister.html
第14回定時社員総会が、9月10日13時より東京ガーデンパレスに於いて開催されました。総議決数48票の内29票の出席、19票の委任状となりました。議長より、まず報告事項として「令和5年度事業報告」と「基本問題検討委員会の検討状況」について報告及び説明がありました。次に決議事項として「令和5年度収支決算報告と貸借対照表及び損益計算書承認」「令和6年度事業計画」「令和6年度収支予算案」「令和6年度会費分担及び徴収方法決定」の議案が上程され、全ての議案が賛成多数で原案通り承認可決されました事をご報告申し上げます。
「令和6年度事業計画・収支予算」につきましては、従来通りホームページ(組織案内)に掲載致しますのでご参照頂ければと存じます。
主な決議事項は以下の通りです。
□『今後の主な行事予定』
・令和6年11月7日(木)〜8日(金)
第40回施肥技術講習会(基礎・実学混合コース)新潟県三条市
・令和7年1月15日(水) 令和6年度第2回理事会
1月15日(水) 賀詞交歓会(全肥商連単独開催)@東京ガーデンパレス
2月26日(水)〜27日(木)
第41回施肥技術講習会(基礎・実学混合コース)岡山市
5月下旬 第42回施肥技術講習会(基礎・実学混合コース)東京
7月3日(木)〜4日(金)
第58回全国研修会 札幌市
8月下旬 令和6年度第3回理事会(予定)
□『特別プログラム』
令和6年度の特別プログラム予算:総額150万円にて総会にて承認
社員総会の様子はこちら⇒ https://www.zenpi.jp/katudou/2024general_meeting.html
第14回定時社員総会後に、恒例の全複工との合同講演会並びに懇親パーティーを開催致しました。
講演会は、宮城大学副学長三石誠司教授に、「食料・農業・農村の将来を考える」という演題で、客観的な事実を見たうえで日本の農業・農政はどうあるべきか考える必要があるという事を、世界の農業の変化を見ながらご説明頂きました。
講演会の様子はこちら⇒ https://www.zenpi.jp/katudou/2024general_meeting.html
その後の懇親パーティーには、約170名の方にご参加頂きました。
衆議院議員武村展英農林水産副大臣、宮路拓馬衆議院議員、また農林水産省から松尾浩則農産局長・安岡澄人消費安全局長・佐藤紳生産振興審議官・平中隆司大臣官房参事官ほか21名、経済産業省から伊吹英明製造産業局長ほか4名など大勢の政府関係者の方にもご参加頂き、大変盛況な会となりました。ご参加頂いた方々には改めて御礼申し上げます。
懇親パーティーの様子はこちら⇒ https://www.zenpi.jp/katudou/2024general_meeting.html
前述の定時社員総会に先立ち、東京ガーデンパレスにて9月10日12時より令和6年度第1回の理事会を開催致しました。今回の理事会では、決議事項はございませんでしたが、これまでに基本問題検討委員会で議論された内容の説明や今後の検討事項等の説明がなされ、各理事からも種々ご意見を頂きました。
掲題の理事会を下記の通り開催致しました。
日 時:令和6年8月26日(月)12:30〜16:00
場 所:めっきセンター4階会議室
東京都文京区湯島1-11-10
議 案:
【報告事項】
1.令和5年度(第14期)事業報告の件
2.基本問題検討委員会の検討状況
【決議事項】
1.令和5年度収支決算報告と貸借対照表及び損益計算書の件
2.令和6年度事業計画の件
3.令和6年度収支予算案の件
4.令和6年度会費分担基準及び徴収方法決定の件
5.第14回社員総会招集の件
6.賛助会員入会承認の件
入会申込社:双日株式会社
7.国内旅費規則一部改訂の件
結 果:議長(全肥商連山森会長)は、まず報告事項を説明。次に決議事項1〜7の議案を説明の上、議案の承認を諮ったところ、すべての決議事項が承認された事をご報告申し上げます。
7月1日「永昌五社稲荷神社奉賛会」の参拝式が行われ38社92名の関係者が参加されました。参拝式後には記念講演と懇談会も開催され、記念講演は、プロゴルファー 中嶋千尋氏による『何をやってもビリだった私がビリギャルを超える勢いで伸びたわけ〜何度も起きた人生大逆転の秘密〜』との演題でご講演を頂きました。
懇談会では、奉賛会会長奥村友三氏(奥村商事(株)社長)の挨拶で始まり、三井物産(株)菅原事業部長による乾杯の後歓談の輪が拡がり盛会に終了しました。
掲題の講習会につき、予定通り5月29日〜30日に東京農大世田谷キャンパスにて開催致しました。今回は特に遠方の為会場受講できない方を対象としたWeb受講も同時に行い、最終的に108名の方にご参加頂きました、誠にありがとうございました。
また今回講師を交えた意見交換会を4年振りに開催し34名の方にご参加頂き大変有意義な機会を持つことが出来ました、ご参加頂いた方々には深謝申し上げます。
第39回講習会の様子はこちら⇒ https://www.zenpi.jp/katudou/39th_meister.html
次回の第40回施肥技術講習会は、本年11月7日〜8日に新潟県三条市にて開催予定で応募要領につきましては、8月下旬にご案内予定です。
また第41回は来年(2025年)2月下旬に岡山にて開催すべく準備を進めております。
4月1日付で、臨時の社員総会を書面にて開催致しました。議案は理事1名並びに監事1名の選任です。
理事である三菱商事株式会社 宮澤正己氏並びに監事であるシーアイマテックス(株)土川光男氏は4月1日付けの所属会社の人事異動で弊会の理事及び監事を辞任されることとなり、宮澤氏の後任理事として安田剛氏、土川氏の後任監事として吉田和弘(わこう)氏を選任すべく、社員総会にご承認を求めたものです。
書面社員総会にてご審議頂いた結果、全会一致で安田氏が理事、吉田氏が監事として承認されましたことをご報告申し上げます。
また、この書面総会後に書面理事会を開催し、安田氏は宮澤氏の後任として副会長に選任された事を併せてお報告致します。
昨年5月より、本会施肥技術講習会の講師を務めて頂いております岡山大学資源植物科学研究所教授の馬建鋒先生が、昨年11月カタールのドーハで開催された国際肥料協会(IFA)の年次大会に於いて、2023年度の
「The IFA Norman Borlaug Plant Nutrition Award」を受賞されましたので、遅ればせながらご報告申し上げます。
国際肥料協会(IFA:International Fertilizer Association )は1927年に設立された、79か国以上に400人以上の会員を有する国際機関です。この賞は「緑の革命」の父・ノーベル賞受賞者のノーマン・ボーローグ氏の名に因んだ賞で、植物栄養学の発展に多大な貢献をした一人に毎年授与されるものです。
馬先生は長年植物のミネラル輸送機構に関する研究を行い、数々のミネラル輸送体を世界に先駆けて解明していることが国際的に高く評価され、今回の受賞となりました。
馬先生には本会の施肥技術講習会に於いて、植物のミネラル栄養やミネラル輸送体についてご講義頂いており、今回の受賞に付きまして心よりお祝い申し上げます。
岡山大学のホームページ:
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id12685.html
3月15日農林水産省にて「国内肥料資源の利用拡大に向けた全国協議会」の第2回幹事会が開催され、幹事団体である弊会も出席致しました。本会議は非公開で開催されましたが概要は以下の通り。
<出席関係者(団体)>
全国推進協議会 幹事 : (一社)全国農業協同組合連合中央会
全国農業協同組合連合会
(一社)日本有機資源協会
(一財)畜産環境整備機構
(公社)日本下水道協会
(一社)全国肥料商連合会
農林水産省 : 農産局技術普及課 課長
農産局技術普及課 肥料調整官
農産局農業環境対策課 課長
畜産局畜産振興課 課長
国土講習省 : 下水道部下水道企画課 室長
<議事及び概要>
1.全国推進協議会の目的等の確認:
国内肥料資源の利用拡大を推進すべく国内肥料原料供給者・肥料製造事業者・肥料利用者・関係団体・研究機関・地方公共団体等幅広い業界に協議会に参加するよう働きかけことを目的とする。令和6年3月8日時点で389の会員登録に到った。
2.全国推進協議会における令和5年度の取組実績の報告:
(1)広域的な連携の取組のサポートをすべく、国内肥料資源の利用拡大に向けたマッチングフォーラムを以下の通り4回開催した(数字はおおよその値)。
開催地 | 参加者+来場者 | 基調講演+発表事例席数 |
---|---|---|
・In東京(東京都大田区) | 600名 | 80+50 |
・In九州(熊本県益城郡) | 600名 | 192+72 |
・In東北(宮城県仙台市) | 400名 | 250 |
・In東海(愛知県名古屋市) | 350名 | 250 |
掲題の講習会を予定通り令和6年2月20日(火)〜21日(水)にウインクあいち(愛知県産業労働センター)にて開催致しました。募集100名のところ最終的に81名の方に受講頂きました。この場をお借りして受講頂いた皆様には御礼申し上げます。
講習会の様子はこちら⇒ https://www.zenpi.jp/katudou/38th_meister.html
次回第39回の施肥技術講習会は、5月29日〜30日に東京農業大学世田谷キャンパスにて開催すべく準備を進めております。応募要領につきましては、3月下旬頃にご案内させて頂く予定です。
また第40回施肥技術講習会は、本年11月7日〜8日に新潟県三条市にて開催予定しております。第40回の応募要領につきましては、8月下旬にご案内予定です。
世界的な肥料需要の高まり、原油・天然ガスの価格高騰他諸情勢の影響により、海外肥料原料の供給不安が懸念されています。
国では昨年度より「国内肥料資源利用拡大対策事業」を立ち上げ、実現に向けた取組を実施しておりますが、その一環として弊会もホームページの掲載や東京都、熊本市、仙台市で開催されたマッチングフォーラムに於いて、国内肥料資源の活用に関する相談窓口を設置し協力させて頂いております。
この度、本事業についてマッチングフォーラムに出展された本会会員メーカーを主として紹介させて頂く「取組事例集」を発行しましたのでご案内致します。
本書が関係者の皆様方のご理解を深め、お役に立てることが出来ることを願っております。
【詳しくはこちらをご参照下さい】
国内肥料資源活用拡大に向けた取組事例集
(A4判、36頁、オールカラー)
PDFを以下からダウンロードできます。
https://www.zenpi.jp/gyokai/pdf/hiryosigenjirei202402.pdf
弊会賛助会員であるエムシーファーティコム社より、同社がYouTubeで配信している動画を弊会関係者に紹介して欲しいとの依頼があり、以下ご紹介いたしますので、ご興味のある方は是非ご視聴願います。また同様に動画の紹介をご希望される方は本部にご連絡頂ければメールマガジンにてご紹介させて頂きます。
★MCFC_動画チャンネル - YouTube
https://www.youtube.com/@mcfc_3121
★プランター栽培やってみませんか - YouTube
https://www.youtube.com/@user-bk7ql5rh9p
*詳細はこちら ⇒ 令和6年全肥商連十大ニュース
今後の施肥技術講習会は、以下の開催を検討しております。
・第41回施肥技術講習会(第14回基礎・実学混合コース)
令和7年2月26日(水)〜27日(木) 岡山市:おかやま西川原(にしがわら)プラザ
・第42回施肥技術講習会(第15回基礎・実学混合コース)
令和7年5月21日(水)〜22日(木)に東京農業大学にて開催予定
・第43回施肥技術講習会(第16回基礎・実学混合コース)
令和7年11月19日(水)〜20日(木)熊本市:熊本城ホール
2022年4月以降次の法人が入会されましたのでお知らせ致します。
<賛助会員> 入会年月
1.セントラルグリーン(株) (新潟県) 2022年4月
2.ワールドグリーン(株) (北海道) 同 上
3.九鬼肥料工業(株) (三重県) 2022年6月
4.日本製紙(株) (東京都) 同 上
5.ロイヤルインダストリーズ(株) (東京都) 同 上
6.蝶理(株) (東京都) 2022年7月
7.東洋ライス(株) (東京都) 2022年8月
8.(株)ケミカルフォース (愛知県) 同 上
9.赤城物産(株) (東京都) 2022年8月
10.関東農産(株) (栃木県) 同 上
11.(株)クレスト (愛知県) 2023年8月
12.自然応用科学(株) (愛知県) 2024年4月
13.(株)髙村有機技研 (東京都) 2024年6月
<準会員>
1.中林肥料農薬店 (和歌山県) 2022年6月
「改訂新版 土と施肥の新知識」を出版した農文協から、「地力アップ大事典」が2022年1月に発行されます。「地力の実態」「地力とは」「地力の改善」という3本柱の構成で地力の基本から学べる有機質肥料・有機質資材便覧となっています。
添付のチラシでお申込みいただくと全肥商連会員は10%の割引になりますので、
ご購入の際にはご利用下さい。
また本書に関するお問い合わせは下記まで。
(一社)農山漁村文化協会 普及局 (担当:横山)
TEL:048-233-9339
(チラシはこちら)⇒ https://www.zenpi.jp/gyokai/pdf/jiriki_zenpi.pdf
農水省では肥料法施行により、肥料の保証票等に係るウェブ表示システムの開発が終了し、これから運用の準備段階に入るということで、それに先立ち、6月14日に全肥商連本部3名とWeb(スカイプ)会議により意見交換を致しました。
内容的には、
(1) 現行表示では、指定配合肥料の使用原料表示についてすべて記載しなければならないものが、新制度では省略可能になる
(2) 生産事業場略称表示が、略称、リンク等の表示が可能になる
(3) QRコードなど、ウェブ上で保証票に記載する省略された肥料原料表示等が可能になる
(4) 保証票表示以外の商品特性や使用方法等、従来チラシなどで記載していた内容に付いても参考情報として記載が可能となる
とのことで、販売促進・差別化等に有効なツールとして活用できるのではとの印象を持ちました。会議終了後、農水省より当該表示システムの普及を目指すために、ウェブ表示を積極的に取り入れて頂ける事業者と、積極的に意見交換を行いとの意向で、本件の運用・活用についての資料を添付させて頂きます。
ご質問やご照会事項等ございましたら、全肥商連本部宛ご連絡頂ければ幸甚です。
⇒ (資料1)ウェブ表示マニュアル簡易版
https://www.zenpi.jp/gyokai/pdf/20210630_01.pdf
(資料2)見る人用マニュアル/p>
https://www.zenpi.jp/gyokai/pdf/20210630_02.pdf
全肥商連は、施肥技術講習会で使用されている「土と施肥の新知識」の改訂新版を3月に発行致しました。
2012年に初版を出版してほぼ10年経過したことに加え、2020年に「肥料取締法」が「肥料の品質の確保等に関する法律」に改正されたことを受け、これらの状況変化に対応した内容に改めたものです。新しい肥料の分類を図表で掲載し、土壌分析結果の見方や生産現場で役立つ施肥設計の考え方などを充実させております。
今後、施肥技術講習会では、基礎コースの教本としてこの改訂新版を使用していくことになりますので、ご承知置き願います。
⇒改訂新版の概要はこちらのチラシをご参照
https://www.zenpi.jp/gyokai/pdf/20210331_01.pdf
近年プラスチックごみによる海洋汚染が国際的な課題となり、農林水産省では海洋プラスチック問題の解決に向け、ホームページを立ち上げ、プラスチックを使用した各業界の製造・流通、利用に関係する企業・団体などに対し、自主的取組を「アクション宣言」として表明し対応することを促しております。
肥料業界としましては、ご既承の通り被覆肥料の殻の流出防止が対象となり、既に日本肥料アンモニア協会と全国複合肥料工業会が連名で「アクション宣言」を表明し啓蒙に努めております。
3月8日(金)に本会も肥料流通団体として肥料メーカー団体の活動方針に準じた「アクション宣言」を農水省に提出し受理され、下記の通り同省ホームページに掲載されましたのでご連絡致します。
流出防止の具体的な方策に就きましては、日本肥料アンモニア協会が編集しました資料の中に、水田から濁水と被覆肥料の溶出後の殻を流出させない方法と、製造メーカーに対し包装容器に具体表示を記載し、注意喚起を促すことを明記しておりますのでご参照願います。
全肥商連としましては、農業生産者に対し製造メーカーと共にその注意喚起を更に推し進め、流出防止に努め度会員各位への周知ご協力頂きますよう宜しくお願い申し上げます。
農水省のホームページはこちら
*肥料を自ら施用する者からの委託を受けて、肥料を配合する行為に係る肥料取締法上の取扱いについて肥料の配合依頼書・配合報告書の様式例はこちら
*様式例(1)配合依頼書農林水産省では、農業者への土づくり技術の普及を目的に、土づくりに関する資格(土壌医、施肥技術マイスター)を有する企業について「土づくり専門家リスト」を作成しHPに立ち上げました。今回は申請時間の関係上確認の取れた一部の企業のみが掲載されております。また当該地域の農業者より土づくりに関するお問合せ等がありましたら、「施肥技術マイスター」として適切なるご指導を頂きます様、お願い申し上げます。
詳しくはこちら
⇒ https://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/tuti_list.html
農水省では、昨年度から普及組織と民間企業・団体等との連携リストを農水省のホームページで公開しています。全肥商連関係では27都道府県(県部会・会社)のデーターがアップされています。
詳しくはこちら
⇒ https://www.maff.go.jp/j/seisan/gizyutu/minkanlist.htm
普及組織に対するサービスの詳細等も掲載された完全版リストはこちら(PDF : 324KB)
⇒ https://www.maff.go.jp/j/seisan/gizyutu/attach/pdf/minkanlist-2.pdf
農大式土壌診断「みどりくん」が新しいボトルになりました。それに伴って使い方の動画を作成、掲載しました。