業界展望

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有機肥料懇話会(8月)
全肥商連東京都部会東京市場有機肥料標準相場(第643回)

平成25年8月31日


銘柄
成分
荷姿
受渡場所
単位
限月
価格(円)
 前6月30日 
当月8月31日
高+ 安-
(植物粕肥料)
脱脂大豆
1級品フレーク
20kg紙袋
関東持込
1t
当月
99,000
99,000
不変
菜種油粕
N5.3 P2 K1
20kg紙袋
関東持込
1t
当月
69,500
69,500
不変
脱脂米糠
 
20kgPP袋
関東持込
1t
当月
33,800
33,800
不変
米糠
 
30kg紙袋
関東持込
1t
当月
31,300
31,300
不変
(魚粕肥料)
肥料用魚粕
N7・P7
20kg紙袋
関東持込渡
1t
当月
103,000
103,000
不変
肥料用魚粉末類
N7・P6
20kg紙袋
関東持込渡
1t
当月
98,000
98,000
不変
(動物粕肥料)
蒸製骨粉(国産)
N3.5 P21
500Kgフレコン袋
工場渡
1t
当月
93,000
93,000
不変
蒸製骨粒(輸入)
N3.5 P21
原袋
港頭倉庫渡
1t
当月
相場不建
相場不建
脱膠骨粉
P28
原袋
港頭倉庫渡
1t
当月
相場不建
相場不建
蒸製てい角粉
N13
原袋
港頭倉庫渡
1t
当月
相場不建
相場不建
蒸製皮革粉
N12
25kgPP袋
港頭倉庫渡
1t
当月
相場不建
相場不建
乾血粉
N12
20kg紙袋
港頭倉庫渡
1t
当月
相場不建
相場不建
肉骨粉
N6・P10
20kgPP袋
港頭倉庫渡
1t
当月
相場不建
相場不建
豚肉粕(国産)
N10
500Kgフレコン袋
工場渡
 
 
103,000
103,000
不変
フェザーミール
N12
500Kgフレコン袋
工場渡
1t
当月
88,000
88,000
不変
カニガラ粉末
N4・P2
20kgPP袋
戸前
1t
当月
90,000
90,000
不変

市 況


植物粕類

(1)菜種粕
 7月の搾油実績が農水省から発表された。菜種粕の生産量は112,330tで6月の124,715tに対し約2,000tの減産となった。7月末のクラッシャー月末在庫は58,948tと6月末の42,628tと比べ約16,000t増えた。これは夏場の飼料出荷量低下と肥料の出荷減によるところが大きい。価格面においては、大豆粕シカゴ定期相場が乱高下している事から、10-12月渡しの菜種粕の価格は未だ見当がつかないが、国内搾油メーカーは大豆粕との価格レシオは74%前後がべースと推定している。需給面は菜種粕の搾油が前年対比95〜97%に減る事と飼料配合割合が5%前後を維持している事から需給タイトが続いている。価格は数千円前後の上げ予想である。

(2)大豆粕
 7月下旬の中国の旧穀大豆解放のニュースでシカゴ相場が下落し、円高になった事から下げ相場になったが、お盆以降アメリカの需要生産地での降雨不足による乾燥懸念で相場が一転し急騰した。その為、10-12に向けて上げ相場となり、現在も上げ相場が続いている。2000〜4000円の上げ予想。

(3)脱脂米糠
 関東地区の平成25年度新米生育状況は概ね昨年通り。平成24年度米は平成23年度対比作況指数は102。例年よりも豊作の可能性が高い。当然、屑米の発生も少なくなるだろう。新米は九州地区で既にスタートしているが、24年度米と価格はほぼ変わらず。地区によっては24年度米の方が高値を付けている様だ。24年米を抱えている農家は値崩れを心配することなくゆっくり販売するだろう。夏場の特売も当然無く、米油メーカーに生糠は集まりづらい状況。秋本番〜初冬まで脱脂糠のタイト状況は変わらないだろう。

魚粕・魚粉末類

Fish meal レポート

8月末の魚粉価格
Fish meal(Peru)67% H1,000
:USD 1,430-1,450 FOB
Fish meal(Peru)65%
:USD 1,340-1,350 FOB
Fish meal(Chile)68% H500
:USD 2,650-2,700 FOB

ペルー
 8月末現在、今期の量はほぼ終了した様子。一部には漁期の再延長の噂もありますが、今のところ発表はありません。セントラル以北の夏季漁の開始時期は例年11月中下旬となっていますが、IMARPEの調査船による調査が9月下旬には生産省に報告される模様です。今年は早ければ10月に始まるとの期待もあります。

チリ
 チリ南部、北部とも禁漁となっており、水揚げは一部の地域となっています。第1〜第2水域は禁漁中で9月23日に解禁の予定です。

マーケット情報
 ペルー北部・中部における次期漁に関して当初8/15に開催予定であったペルー沖片ロイワシ資源量調査は、最終8/22より開始された模様。調査は1ヶ月を要し、調査終了後、調査結果を基に漁獲枠の検討が行われる事から次期漁は11月前後の解禁と推測される。中国を含むアジア各国向けに約2万トンの新規成約がなされた模様で、現地の未売在庫は5万トン程度と推測する。新規の引き合いが弱まっている中、未売在庫を持つメーカーが次期漁前に在庫減らしをしている模様であり相場は引続き軟化している。肥料用はインドネシア・パキスタン他が日本側の厳しい動物検査で陽性となり、輸入が厳しい状況が続いているため、相場高の玉無し状況が続いている。

蒸製骨粉類

 国内の動物質有機原料(フェザーミール・ポークチキンミール等)については、価格・生産量共に大きな変動はない。
韓国産・台湾産の皮粉についても、近々の価格変動はない模様である。

蒸製骨粉の月別輸入数量の推移(通関統計)
輸入数量(主要国)MT
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
合計
2013年(平成25年)
0
0
0
0
0
0
0
0
2012年(平成24年)
17
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
17
2011年(平成23年)
61
1
0
40
0
0
0
0
0
0
0
41
143
2010年(平成22年)
57
25
82
20
102
0
86
0
0
0
18
0
390
2009年(平成21年)
13
12
20
25
11
0
0
12
0
12
64
45
214
2008年(平成20年)
134
96
87
117
111
0
54
26
98
126
0
1
850
2007年(平成19年)
254
69
242
106
60
47
76
99
231
158
160
1,849
3,351
2006年(平成18年)
227
163
84
82
265
165
199
140
188
127
48
62
1,750
2005年(平成17年)
192
271
170
122
267
152
162
157
87
211
112
202
2,105
2004年(平成16年)
484
345
260
210
421
442
389
595
298
572
380
595
4,991
2003年(平成15年)
189
268
160
350
450
338
310
420
333
367
374
328
3,887
2002年(平成14年)
175
666
429
558
610
488
707
876
642
372
505
386
6,414

輸入数量(主要国)は中国、タイ、ベトナム、インドネシア、ミャンマーからの集計数量です。

蒸製皮革粉
 上記の通りです。
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