業界展望

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有機肥料懇話会(6月)
全肥商連東京都部会東京市場有機肥料標準相場(第679回)

2021年6月30日


銘柄
成分
荷姿
受渡場所
単位
限月
価格(円)
4-6月
7-9月
高+ 安-
(植物粕肥料)
脱脂大豆
セミフレーク
20kg紙袋
関東持込渡
1t
当月
99,200
100,200
1,000
菜種油粕
N5.3 P2 K1
20kg紙袋
関東持込渡
1t
当月
72,300
74,000
1,700
脱脂米糠
 
20kgPP袋
関東持込渡
1t
当月
35,500
37,500
2,000
米糠
 
30kg紙袋
関東持込渡
1t
当月
28,800
30,800
2,000
(魚粕肥料)
肥料用魚粕
N7・P7
20kg紙袋
関東持込渡
1t
当月
159,000
-
肥料用魚粉末類
N7・P6
20kg紙袋
関東持込渡
1t
当月
144,000
-
(動物粕肥料)
蒸製骨粉(国産)
N3.5 P21
500Kgフレコン袋
工場渡
1t
当月
蒸製骨粒(輸入)
N3.5 P21
原袋
港頭倉庫渡
1t
当月
相場不建
相場不建
脱膠骨粉
P28
原袋
港頭倉庫渡
1t
当月
相場不建
相場不建
蒸製てい角粉
N13
原袋
港頭倉庫渡
1t
当月
相場不建
相場不建
蒸製皮革粉
N12
25kgPP袋
港頭倉庫渡
1t
当月
相場不建
相場不建
乾血粉
N12
20kg紙袋
港頭倉庫渡
1t
当月
相場不建
相場不建
肉骨粉
N6・P10
20kgPP袋
港頭倉庫渡
1t
当月
相場不建
相場不建
豚肉粕(国産)
N10
500Kgフレコン袋
工場渡
 
 
フェザーミール
N12
500Kgフレコン袋
工場渡
1t
当月
カニガラ粉末
N4・P2
20kgPP袋
戸前
1t
当月

※表中の脱脂大豆は、4-6月単味価格を反映させて頂いておりますので、4-6月改定内容とは異なります。


【有機原料状況】(注:上記の肥料用相場表の価格増減幅とは必ずしも一致しておりません)


植物粕類

(1)菜種油粕
  2021年5月末の搾油メーカー在庫量は47千トンと適正な在庫数量で推移している。各搾油メーカーは油歩留まりの低下から搾油量が増え、また、油の値上げを4月、6月と行ったことによる値上げ前の取り込み需要もあったため、飼料配合率が4.65%まで回復してきている環境ではあるものの今後在庫は増えてくる見通しとなっている。7-9月価格は大豆粕商談は約2500円の上げとなっていることから1700円の上げとなった。

(2)大豆粕
 7-9月大豆粕商談は、世界的な穀物相場の上昇や米国中西部の低温・乾燥による作付け、生育不安、米国のタイトな大豆需給等の要因から4000-5000円上げでスタートしたがGW明け頃から、南米の収穫が豊作であったこと、米国の天候が回復し、順調な作付けとなったことからシカゴ相場値下がりとなった。最終的な仕上がりは4-6月比約2500円の値上がりとなった。

(3)脱脂糠
 2021年5月末の在庫数量は5.6千トンとなっている。鳥インフルエンザやCSF(豚熱)の影響で需要は落ち着いているものの原料となる生糠の発生が低調なままのため需給タイトな状況が続いている。7−9月は需給タイトな状況とその他糟糠類も強含みな環境であったことから7−9月価格は脱脂糠・生糠共に2000円の上げ改定となった。


魚 粉

ペルーの2021年上期アンチョビ漁は漁獲枠250.9万トンに対して6月27日時点で221万トンとなり88%の進捗となっている。また、既契約数量は46.5万トンに達している。漁獲量は既成約分をカバーできるだけの数量に達しているものの相場は高値堅調となっている。その要因には既成約分の漁獲を終えたペルーと、先シーズンの在庫を十分に持った中国が双方共に商売を急ぐ理由がない状況にあること、スーパープライム品の生産量が総生産量の10%程度と少ないこと、高い稚魚率が散見されることによる漁期終了の可能性があることが考えられる。7-9月の畜産用魚粉価格は据え置きで決定した。水産用魚粉は相対商売だが、輸入品が高値となっていることを反映し、約3000円上げとなっている。

【産地相場価格】
 

ペルー スチーム 67%(ヒスタミン1,000) $1,650〜$1,700 FOB
ペルー スチーム 68%(ヒスタミン500) $1,700〜$1,750 FOB
チリ   68%(ヒスタミン500) $2,680〜$2,730 FOB

蒸製骨粉通関統計数量の推移
輸入数量(主要国)MT
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
合計
2021年(令和3年)
0
0
0
0
1
1
2020年(令和2年)
19
19
19
0
19
0
19
0
0
1
0
0
96
2019年(平成31年/令和元年)
0
19
0
0
0
19
0
0
19
0
19
0
76
2018年(平成30年)
0
0
0
0
0
0
0
0
19
0
0
0
19
2017年(平成29年)
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
2016年(平成28年)
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
2015年(平成27年)
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
2014年(平成26年)
1
37
0
0
0
55
0
0
70
50
0
0
213
2013年(平成25年)
0
0
0
0
0
0
0
0
0
37
0
37
74
2012年(平成24年)
17
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
17
2011年(平成23年)
61
1
0
40
0
0
0
0
0
0
0
41
143
2010年(平成22年)
57
25
82
20
102
0
86
0
0
0
18
0
390
2009年(平成21年)
13
12
20
25
11
0
0
12
0
12
64
45
214
2008年(平成20年)
134
96
87
117
111
0
54
26
98
126
0
1
850
2007年(平成19年)
254
69
242
106
60
47
76
99
231
158
160
1849
3,351
2006年(平成18年)
227
163
84
82
265
165
199
140
188
127
48
62
1,750
2005年(平成17年)
192
271
170
122
267
152
162
157
87
211
112
202
2,105
2004年(平成16年)
484
345
260
210
421
442
389
595
298
572
380
595
4,991
2003年(平成15年)
189
268
160
350
450
338
310
420
333
367
374
328
3,887 
2002年(平成14年)
175
666
429
558
610
488
707
876
642
372
505
386
6,414

輸入数量(主要国)は中国、タイ、ベトナム、インドネシア、ミャンマーからの集計数量です。

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