植物粕類

(1)菜種油粕
　平成27年1月末在庫量は105千トンと昨年12月末在庫量84千トンより約20千トン増加となっている。
依然として高水準の在庫量となっており、当面受渡の不安はないであろう。
4 - 6月の商談は、最近の飼料向け大豆粕商談が終了してからと云う傾向が今回も続くと思われ、3月末の数日間で決定するであろう。
価格面においては、過剰在庫及び飼料向け大豆粕の値下がりにより若干の値下げが予想される。

(2)大豆粕
　大豆粕の単月価格は1月→2月￥3,500、2月→3月￥3,000と各々ダウンと相場下落の状況が続いている。
又、依然として需給面ではタイトな状況が続いており、受渡には注意が必要である。

(3)脱脂糠
　年明け以降、飼料向けオーダーの滅少により多少需給に余裕が出ている。
4月以降の価格は、横ばいが予想される。

魚粕・魚粉類

　価格は高値、玉不足と云う状況が続いており、肥料向けは相対相場の状況となっている。

【ペルー】
　現物の売物は全く無く、市場は閑散といった状況が続いている。

【チリ】
　イワシ漁、禁漁中の為新規オファーは出にくい状況となっている。

【産地相場価格】
　

蒸製骨粉類

　輸入皮粉は韓国・台湾ともに深刻な原料不足で、依然品薄状態。
値上げの後でも状況は変わらず、さらに円安が進めば今後も上げ基調に進むと思われる。

輸入数量(主要国)は中国、タイ、ベトナム、インドネシア、ミャンマーからの集計数量です。